statement

 幼いころに遊んでいた公園や並木道を通りがかった時、現在の私がその場に存在し、目の前の風景を見ているが、そこに見えたものは、過去そこで遊んでいた私の記憶だった。
 記憶が風景を覆っていた。

 その場に存在するものは現在の自分の意識より過去の記憶が強い事を感じた。他の街には感じられない、その場にだけ存在している記憶がある。時間がたってもその場には温かな記憶が存在していた。そんな記憶を記録として形に残している。

 

​長野 真紀子